Eddie Fisher「I’m In The Mood For Love」Victor LPM3058

Eddie_fisher

今回はDebbie Reynoldsから人脈つながりで元旦那のこの人。

スター・ウォーズのレイア姫

,Carrie Fisherのお父さんという紹介の仕方のほうが日本では知名度が高いと思います。

男性白人ポピュラー歌手というのは当時から日本ではあまりはやらないというかレコード会社も力を入れないようで、同年代のVic Dammonもそうですが本国に比べると全く人気が有りませんね。

子供のころ「Oh My Papa」がラジオで流れていたのを覚えているぐらい。

俳優稼業のほうが有名、でも印象が薄い人。

Debbieと別れてElizabeth Taylorと結婚するきっかけとなった「バターフィールド8」も見ているんですが子供のときだったのでよく覚えていません。

アルバムも何枚か持っていますが今まであまりじっくり聴いていなかったというのが本音。

今回色々聞きなおしてみると、当たり前だけれど上手い。

一時はSinatraよりも売れていた人、今回のご紹介はそんな時期の初々しい唄が聴ける10吋盤。

内容は表題曲をはじめとするバラード8曲をストレートに唄っているだけ。

後年バリトンになる彼の声はまだテナー、初々しく切々と歌う声がラブ・バラードにあっていて、あざとさが無い分歌と声の良さを真っ直ぐ伝える良いアルバムなっています。

表題曲を始め「You’ll Never know」「Hold Me」「That Old Feeling」「Full Moon And Empty Arms」「Paradise」「I’ve Got You Under My Skin」今でも残る名曲が並んだ選曲もロマンティックです。

ハイライトは「Everything I Have Is Yours」、近年では歌われることの少ないこの名曲を、当時の彼ならではの絶唱で聞かせます。

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Debbie Reynolds「Debbie」Dot DLP3191

Debbie

私の部屋のスピーカーは古いJBLを使っているのですが、もっと能率の良い最近のモデルのスピーカーに替えたいと思っていました。

しかしこの「Debbie」を聴いて気が変わりました。

モノラルなのに奥行きのある音、そして目の前まで迫ってくるDebbieの生々しい唄声を聴くとやはりこのスピーカーは手放せないかなと思います。

そんなDebbieの声が聴けるアルバムは「Mean To Me」つながりで彼女のアルバムの中でもスタンダード中心のこの「Debbie」。

「雨に唄えば」でお馴染みのミュージカルスター、映画ではおきゃんで元気溌剌と唄うというイメージの彼女。

でもじっくりレコードを聴いてみると、意外と声量が無くて、音程も若干微妙なところが。

しかしその声量の無さがマイクに寄り添うように唄う吐息を生んで、それが前述した「Vocalなら任せて」というスピーカーから溢れてくる訳で、はまってしまいます。

特に「Mean To Me」は「何故酷い仕打ちしかしてくれないの」と言う切なさが吐息になってスピーカーから吹き出てくるようで、いつの間にかスピーカーの前で顔を突き出して吐息浴びている自分に苦笑してしまいました。

アルバム全体もしっとり系でまとられていて、久々に繰り返しターンテーブルに載せるアルバムの出現となりました(出現といったって買ってから89年経っているわけで、いかにちゃんと聴いていなかったかということです)。

取り上げられることの少ない「You Won’t Be Satisfied」「You Couldn’t Be Cuter」「Here I Am In Love Again」等の佳曲が多いのもこのアルバムの特徴。

有名曲では、この曲でこんな切ない雰囲気のバースは無いだろうという導入の「Moonglow」が印象的、さすが女優さんです。

このあと「Fine And DandyDot DLP3298というアルバムも出したのですが、更にジャズィでこれもお奨めです。

Debbiefainanddandy

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Doris Day 「In Songs From“Love Me Or Leave Me」Columbia CL710

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Love Me Or Leave Me」つながりでアップするのはDori Dayの同名アルバム。

このレコードは映画「Love Me Or Leave Me」のサウンド・トラック・アルバム。

1930年代の歌手Ruth Ettingの伝記映画、子供のころ夕方からやっていたテレビの洋画劇場で見た記憶があるのですが、内容は全く覚えていません。

覚えているのが邦題の「情欲の悪魔」というタイトル。

子供心にドキドキして見たような記憶がうっすらとあるのですが、内容はタイトルのどぎつさとは違ったものだったような気がします。

この映画、現在では英語版のDVDしか流通していないようなので簡単に見ることは出来ないのですが、内容はDoris Day扮するRuth Ettingと彼女に執拗なまでの愛情で迫るJames Gagny扮するシカゴのギャングの愛憎劇。

このギャングのRuseを独占しようとする欲望が「情欲」ということで、決して性的な「欲情」のことを強調した訳では無いのですが、英訳すると情欲も欲情も性的な欲望になってしまいます。

どちらにしても現代ではこんな邦題はつけませんね。

肝心のアルバムはというと1930年代の曲ということで今では聞かれなくなった古い曲も多く、映画化当時のモダンな仕上がりにしてるとはいえ、彼女の明るい唄い口のせいもあって映画の挿入歌の域を出ない曲が並んでしまったというのが印象です。

古い曲はオリジナルのRuthのほうが数倍良いかなという感じ。

それでもタイトル曲や「You Made Me Love You」「Mean To Me」等後世まで歌い継がれた曲というのは力があって、Dorisの唄も趣新たに聴かせます。

Ruthのアルバムも聴きなおし古風な佇まいにしばしタイムスリップしました。

Ruth Etting 「The Original Recording Of Ruth Etting Love Me Or Leave MeColumbia ML5050

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Perry Como「A Sentimental Date With Perry Como」Victor EPB1177

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When Day Is Done」つながりで今回ご紹介するComoのアルバムは45回転17センチ盤が2枚組まれた所謂EP盤のアルバムです。

本来は同名のPM3035という10吋盤のミニアルバム化盤なのですが、オリジナル10吋が8曲しか収められていないものが、こちらは9曲構成、曲目も少し違っています。

12吋盤LPM1177の縮小盤というのが本当のところだと思います。

このEP盤というのが日本で言うドーナツ盤なのですが、裏表それぞれ複数曲収録されているのが日本とは違うところです。昔あった4曲入りコンパクト盤(CDではないです)と同じコンセプトなのですがコンパクト盤が33回転であったのに対しこちらは45回転。ダイナミックレンジが狭くなるところを回転数を早めて音質を稼いでいるので良い音です。

何より17センチサイズのジャケットがLPと同デザインでもまた違う雰囲気をかもし出しています。

正直このアルバムはジャケ買いで購入したもの。

SP時代の録音集ですので50年代中期~60年代の彼のアルバムたちと若干雰囲気が違っていて購入してからあまり針を降ろしていなかったのですが、こうして古風なジャケを見ながらノスタルジックなサウンド聴くというのはなかなか良いものです。

When Day Is Done」は、モダンなブルーバラードに仕上げたDarinのバージョンを聴いて50年代後期の曲かと思っていたのですが、実はかなり古い曲、30年代の曲ではないかと思います。

Sinatraも古い録音を残していますが、一日が終わるとき恋人のことを想うこの曲。

Darinは恋人のいない夜の帳に一人いる寂寥感をぎりぎりの切なさで唄っていたのですが、Comoの唄の柔らかい哀切感は、寂しさもまた良しと思える雰囲気です。With A Song In My Heart」「What’ll I Do?」「Body And Soul」「Carolina Moon」等彼のスムースなバラード唱法が楽しめるアルバムですが「「Love Me Or Leave Me」の柔らかスイング感も彼の持ち味です。

デヴュー当事のヒット集「Relaxing With Perry ComoLPM1176も同趣向のジャケットが楽しめる好盤です。

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Bobby Darin「Winners」ATCO SD33-107

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Bobby Darinのスゥイング感というのはシナトラを超えたと言われていたのだけれど、一小節聴いただけでその躍動感で聞き手を乗せてしまうのは本当に凄いことだと思います。

このアルバムはCapitolに移籍後Atcoで未発表だった音源をアルバム化したもの。

といっても残り物集ではなく、Bobby Scotのピアノを中心としたセッション時のものと思われます。

ポップなアレンジに小粋に唄い飛ばすDarinの唄に、四つに絡むScottのピアノが結構Jazzなアルバムです。

Peggy Leeの哀愁溢れる「Golden Earring」をここではコミカルな女性コーラスを絡めたアレンジで意表をつかせますが、結局粋なミディアム・スゥイングで新解釈を納得させてしまいます。

力を抜いたときの彼の声には独特の哀愁があって、キャッチーなアレンジでもこの哀愁曲のイメージを壊さないことで聴かせる唄にしているのだと思います。

その声がバラードになると、それこそこれ以上の切なさは無いだろうと言うぐらいの哀しさをかもし出します。

以前からフィンガー・スナッパーの彼よりもバラードを歌う彼を評価して欲しいといってきたのですが、このアルバムでも何曲かそんなバラードが収められています。

中でも古い佳曲「When Day Is Done」での哀切感がたまりません。

この時期移籍していたCapitolでは秀作を遺してはいたものの、ヒットに恵まれず再びAtlanticに戻ってくるのですが、常に「才能」と「やりたいこと」と「時代」との微妙なずれを埋めることが出来ずに37歳で亡くなってしまいます。

2005に公開された伝記映画「Beyond The Sea」は大推薦映画です

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Peggy Lee「Peggy Lee With Dave Barbour」東芝 ECP88169(Capitol原盤)

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Everybody Loves Somebody」つながりで紹介するアルバムは過去既にアップしている「Rendezvous With Peggy LeeCapitol T151に「Everybody Loves Somebody」を含む未アルバム化4曲を追加して国内販売されたもの。

http://bluesvoice.cocolog-nifty.com/blog/2003/12/peggyleerendezv_4dad.html

本国では絶対こういうタイトルでは発売されないアルバム・タイトルは国内盤ならでは。

Dave Barbourは当時彼女の旦那だった名ギタリスト、だったと言うのはつまりその後離婚しているからで。

ギタリストと歌手というのは結構惹かれあうけれど結局別れてしまう場合が多いようで、Julie LondonHoward Robertsもそうですね。

やはり伴奏楽器として歌手をバックアップできる楽器ではあるけれど、ソロ楽器としても派手な存在であることが、大歌手にとって夫唱婦随とは行かないところなんでしょうね。

このアルバムはまだ二人が円満だったころの録音集、Peggyの唄に寄り添うDaveのギターを聴いていると婦唱夫随というほうがぴったり来る優しい音。

そんなほのぼの感がこの曲をこのあと何年も埋もれさせてしまう印象の薄いものにしてしまったのかも。

オリジナル・アルバムに入っている「Don’t Smoke In Bed」「Golden Earring」「Manana」等彼女の代表曲はやはりただものではないです。

Manana」は二人の競作、その後印税はどうやって分けたんだろう(作詞作曲で別れているから心配ない)。

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Frank Sinatra「This Is Sinatra Vol.2」Capitol W982

Thisisvol2

Dinah

 Washington2回もレコーディングした「Crazy Love」はSinatra57年録音のシングル盤でした。

素晴らしい曲ですがチャートの上位に上がったわけでもないこの曲を取り上げると云うことはよほど気に入っていたのでしょうね。

彼女はSinatraのこういった曲を良く唄っています、やはりSinatraの曲には特別思い入れがあったのではないでしょうか。

と言うことで今回はSinatraのシングル曲集の紹介です。

コンセプトアルバムで語られることの多いSinatraですがCapitolはコンスタントに彼のシングル吹込みを行いチャートに送っていました。

それらのシングル集をCapitol在籍中に何枚かアルバムとしてリリースしています。

Crazy Love」が収録された「This Is Sinatra Vol.2」はVol.2ですから当然Vol.1もあるわけで、その「This Is Sinatra」は56年にそしてこの「Vol.2」は58年に発売されています。

Vol.1はCapitol入社時の勢いの良い曲が多かったのですが、このVol.2はバラードが多く収録されていて、全体を通しても編集盤という感じがしないしっとりとしたアルバムになっていると思います。

またこのアルバムの特徴はColumbia時代の再録音が多いと言うこと、若さに任せ甘くささやいていた曲を、深くしっとりと歌いこんだCapitol録音は曲に新しい解釈を吹き込み往年の名曲をよみがえらせています。

Everybody Loves Somebody」「If You But A Dream」「It’s The Same Old Dream」「Put Your Dream Away」等すべてこの時代のバラードに生まれ変わっているのが凄いところです。

Everybody Loves Somebody」は60年代Dean Martinの大ヒットでおなじみの曲ですが、実は47年にSinatraが録音してチャートにも上がっている曲だったのです。

前途したDiana59年にこの曲を録音していていますので、このアルバムは彼女の部屋にも有ったのでは、などと想像してしまいますね。

残念ながら現在(20086月)の段階でこのアルバムはCD化されていないようですが

これらの曲が入っているCapitol期のCDがあればお聞きになってみることをお奨めします。

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Dinah Washington「Newport 58」Emarcy MG3614

Dinha_newport58

今でこそ色んな映像が安価な

DVDやy-tubeで見られますが、ミュージシャンの映像は音楽映画かミュージカル映画でしか見られなかった時代があったんです。

特に50年代のJazz映像なんて皆無に近い中、Newport Jazz Festivalの映像を楽しめる「真夏の夜のJazz」は貴重な音楽映画でした。

この映画で3人出ている女性Vocalistの一人がDinah Washington

始めてこの映画を見たときは(私も年齢からいってリアルタイムは無理、70年代のリバイバル上映で見ました)南京袋のような服を着た、短い髪の黒人女性をずいぶん迫力のある女の人だなと思ったものです。

でも笑顔がとてもチャーミングで、昼のステージの艶やかなAnita O’dayとはまた違う魅力にひきつけられたものです。

この映画のDinahの歌は「All Of Me」だけでしたが、このときの演奏を4曲収めたのがこの「Newport 58」です。

実はこのときのライブ音源は6曲録音が残されています。

Lover Come Back To Me ②Crazy Love ③Send Me To The ‘Lectric Chair ④Me And My Gin ⑤Back Water Blues ⑥All Of Me6曲ですが、このアルバムには①②⑤⑥の4曲が収められています。

     ④⑤はこの年の初めに発売された「Dinah Sings Bessie SmithEmarcy MG36130からの曲になります。

Bluesの女王と言われたダイナがBluesの皇后ベッシー・スミスの曲を歌うと言う企画はまさにはまりの企画だったわけですが、アレンジの古臭さとはまりすぎ故に印象に残らないブルース曲集になってしまったのは否めないところです。

さすがにこのライブバージョンはアレンジをモダンにしてありますが、いまさらブルースを並べても鼻につくと言うとこなのか⑤のみ収められています。

     はあの「Dinah Jam」でも唄われている曲ですが、「Dinah Jam」がソリストたちの

アドリブ合戦に負けまいと彼女の唄も気負いすぎたり、性急だったりと落ち着きの無い唄だったのに比べると、このNewport盤での唄はとてもリラックスしていています。

     はこのアルバムの中でも一番印象深い曲。

このCrazy Loveはこの年ヒットしたPaul Ankaの同名曲ではなくSinatraが前年にシングル盤を出していた佳曲。

サミー・カーン作曲の哀切感溢れるこの曲だけ、このライブ録音が彼女にとって始めての録音です。

この時期彼女は「Everybody Loves Somebody」も録音していますし、この2曲を取り上げると言うことは相当なSinatraファンだったのではないでしょうか?

彼女が唄ったシナトラ・ソングを調べてみるのも面白いですね。

Crazy Loveはその後スタジオ録音をされアルバム「I Concentrate On YouMercury MG20604に収められています。よっぽど気に入った曲だったのでしょうね。

⑥は映画で使われた曲、途中彼女もマレットを持って、Terry Gibbsのヴァイヴに割り込んでいくのですが、レコードで聴いてみるとちゃんとカウンターメロディを叩いているのが判ります。

当時海外の一流歌手の歌う姿なんて滅多に見ることが出来なかった時代、この映像を見て多くの日本の歌手がAll Of Meに挑戦したのでしょうね。

「真夏の夜のジャズ」まだご覧になっていない方、お奨めです。

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Dinah Washington「What A Difference A Day Makes」Mercury SR6015

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しばらくお休みしていた「この曲、この人、この一枚」。

半年ぶりの再開は、「What A Difference A Day Made」つながりでこの超有名盤。

本来このブログは、あまり知られていない人の、あまり知られていないアルバムの紹介ということで始めたのですけれど、近年Vocal好きの方たちでもこのレコードは知らないという方も多い、ということで今回アップ。

50年代末録音のこのタイトル曲、どういう訳か70年代の日本でかなり流行りました。

TVCMで使われたのがきっかけかもしれないけれど、同時期Ether Phillipsのディスコ・ヴァージョンがヒットしたりで、このアルバム自体もかなり注目を集めることに。

全編3連のリズムにストリングスと女性コーラスが絡むBelford Hendricksの大甘アレンジがベタなバラードアルバムなのですが、Dinahの唄はソウルバラードの原型ともいえる、はまったら抜けられなくなる粘着系。

初めて聴いた彼女のアルバムは「Dinah Jam」でしたがセッションのせいか演奏に取り止めが無く、彼女の喚きまわる唄も情感が乏しくて彼女自体にも興味がわかなかったものです(今でもあのレコードは滅多に聴きません)

そんなときこの曲、このアルバムを聴いて一気に彼女にはまってしまいました。

ここで唄っている曲は全て良い曲ばかりですがA面の1曲目「I Remember You」から深いですね。

I Won’t Cry Any More」なんてこの唄のベストかなって思っています(Tony Bennettが次かな)。

A面最後の「Cry Me A River」の怨念は恐ろしくなるほどと言ったら言いすぎでしょうか?

この時の録音のコンプリートバージョンCDを持っているのですが、録音の冒頭デレクターか誰かが「Julie Londonのように唄ってよ」と言うのですが、彼女は「Dinah Washingtonのようになら歌える」と答えています。

彼女のレコードはどれもDinah節炸裂なのですが、「Manhattan」「It’s Magic」のように他の人のイメージが強い曲ほどDinah色に塗りこめられて強烈に感じます。

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Bobby Blue Bland「Try Me、I’m Real」MCA27078

Trymeimreal

Bobby BlandというとやはりDuke時代が一番という評価が強くて、このアルバムあたりのMCA時代というのはとっても評価が低いんですね。

それは日米とも同様なようで、中古レコードの値段に如実に現れていてかなり悲惨なプライスが着いている場合があります。

おかげでとってもリーズナブルに入手できるわけです。

しかし私にはスタンダードとソウルとブルースが絶妙に入り混じったこの時代もお気に入りで、結局Malacoまでの全ての時代の彼が好きということになってしまいます。

ねっとりとしたソウルバラードの合間に歌われるスタンダード「What A Difference A Day Makes」と「I Cover The Waterfront」が美味しいです。

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«Luther Allison And Others「Ann Arbor Blues & Jazz Festival 1972」 Atlantic P-5090~1A