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T-Bone Walker 「T-Bone Shuffle」Charly R&B CD BM14


モダンブルースギターの父T-Bone Walker。
彼はJazz シンガーにもよく唄われる大スタンダードBlues「Stormy Monday Blues」でポピュラー界でも有名だけれど、甘口で歌われるバラードも良い。
「I’m Still In Love With You」は彼自身何度も録音している名曲。
インペリアル時代に2回、ABC時代はソウルフルに、Reprise録音はギターをLouie Sheltonに弾かせてとてもモダンに仕上げている。
このコンピアルバムは一見廉価版CDのように思えるが、インペリアル時代のバラードが多めに入っているので見逃せない。「I’m Still~」以外にも粋なバラードが聞ける。
自作ではないが近年クラプトンも唄っている「I Want A Little Girl」が甘渋。

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Kay Starr 「 I Cry By Night」Capitol T1681


いわゆるBluesという曲は1曲もないが、彼女のBluesアルバムの傑作といってもよいと思う。
彼女の持っているブルージィな雰囲気と黒人歌手と見まごうタイム感で引っ張られたフレーズが夜のブルースを切々と語る。
Jackie Parisが歌うと優しい曲だった「Whispering Grass Don’t Tell The Trees」、彼女が歌うとくっきりとした唄に生まれ変わる。
タイトル曲や「Baby Won’t You Please Come Home」「Nevertheless」のようなそれらしい曲はもちろん「More Than You Know」や「It Had To Be You」のような曲でさえ黒く塗り替える。
へヴィーな「Lover Man」も沁みるが、なんといっても「I’m Still In Love With You」がこのアルバムをBluesアルバムとして見事に締めている。

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Jackie Paris「Songs By Jackie Paris」Mercury


決して大勢の前で聞こうという気にはならないレコード。
一人グラスを抱えながら、表情を変えずじっと男の辛さを噛み締める。
そんなアルバムといっては語弊があるかもしれないけれど。
「I Can’t Get Started With You」は多くの歌手がそのつど歌詞をアレンジしているのを聞くのが楽しみな曲だけれど、ここではオリジナルどおり。
ただ彼の場合、歌詞に色々出てくる大層な事は出来そうも無いのでどちらにしても「貴方にはお手上げ」という風情。
逆に「Wrap Your Troubles In Dreams」のような能天気な曲でもしんみりさせるかと思えば「There Will Be Never Be Another You」を洒落て唄う等聞き流し出来ないアルバム。
「Whispering Grass Don’t Tell The Trees」「Heart Of Gold」のような隠れた名曲が光る。

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