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Dinah Washington「For Those In Love」Emarcy MG36011


DinahのJazz サイドのアルバムはなかなか納得のいくものが少ない。
「Dinah Jam」はまとまりが無く喧騒に満ちていて彼女の唄も落ち着きが無く好きになれない。
「After Hours With Miss D」はかなり聴かせてくれるアルバムだけれど彼女の良さを全て出しているかというとまだ足りない気がする。
「Land In Hi-Fi」は素敵なアルバムだけれどバンドセットで豪華なだけ純粋にJazzれるかというとちょっと違う。
やはりコンボではこの「「For Those In Love」がベストだと思う。
スイングする曲とバラードが絶妙に配分されているのが特徴。
聴きものはなんといっても「Blue Gardenia」!
「I Wanna Be Loved」Mercury SR60729での再演もゴージャスで良いが、ここでの切々とした歌い上げぶりは胸に来る。
4ビートの曲もソフトなアレンジがとても心地よく、アップテンポの曲でありがちな彼女の荒々しさが無くじっくり聴ける。
「I Could Write A Book」がとても気持ちよい。
バラードも「Blue Gardenia」がハイライトであるけれど、恋多き女の「My Old Flam」が深く残る。
Clark Terry,Jimmy Cleveland,Paul Quinichette,Cecil Payneらの錚々たるメンバーの好サポートといつものWinton Kelly、Jimmy Cobbらの信頼できるリズム隊にBarry Galbrathのギターがとても趣味よく絡んでいる。

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Dinah Washington「I Wanna Be Loved」Mercury SR60729


「Everybody’s Somebody’s Fool」の極めつけが聴けるDinah Mercury最後期の録音でまとめられたアルバム。
 Quincy Jonesのアレンジと彼女の唄の造るゴージャス感はまさに大人の音楽。
50年代末にヒットを放っていたころのBelford Hendricksのべたべたの編曲では得られない洗練された音に安心して身をゆだねられる。
タイトル曲をはじめ彼女にとって再録音となる曲が多いが特に「Blue Gardenia」は50年代の録音と甲乙つけがたい。
「Don’t Explain」「God Bless The Child」の重厚感は、Billieの重さとはまったく趣の違うもの、やはり何を唄ってもBluesになるという形容詞がぴったり。
こんなブルージィな「I Can’t Face The Music」は他では聴けない。

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Damita Jo「This One’s For Me」Wing WC 16333



彼女のジャージィなバラードでまとめたA面とアーシィなグルーブが楽しめるB面が好対称なQuincy Jonesがらみの佳作。
まずなんといっても情感あふれるバラードが満載のA面に引き込まれる。
I’m Fool To Want Youに続いて聴かれる「Everybody’s Somebody’s Fool」は私にとってこの曲の最良なヴァージョンの1つ。
B面の「Besame Mucho」のお洒落さがとても格好良い

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Damita Jo「I’ll Save The Last Dance For You」Mercury SR60642


Damitaの「I Could Have Danced All Night」が聞けるのはDriftersの大ヒット「「I’ll Save The Last Dance For Me」のアンサーソングをタイトルにDanceをテーマにした曲を集めたアルバム。
DanceをテーマというとSinatraのアカデミー賞受賞アルバム「Come Dance With Me」が有名。
Sinatraのアルバムが一本調子だったのに比べるとDamitaのレコードは曲ごとにリズムが替わり、聞きながら踊れるという企画。
「I Could Have Danced All Night」の歌い方を聞いて思うのはDainhaと同じ発声であること。より溌溂と感じるのは若さのせいか。
踊るためにのりの良い曲が多いが、「Dancing 0n The Ceiling」「Dancing In The Dark」での情感あふれるビヴラートがこたえられない。
様々なリズムを使いこなすアレンジもよく「Let’s Face The Music And Dance」等しゃれた音作りが新鮮。
Lastはお約束「Last Dance」で幕を閉じるが、切なく甘い情緒がたまらない。

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Joanie Sommers「Softly,The Brazilian Sound」Warner Bros.


もしかするとJoanieのアルバム中日本で一番人気がある盤かもしれない。
Eydieの「Softly, As I Leave You」がタイトル曲であったにもかかわらずアルバムの中で浮いていた流行曲だったのに比べて、Joanieのボサはとっても自然にアルバムに溶け込んでいる。
この曲はスタンダード歌手では大御所Sinatraがタイトルアルバムを出しているけれどそう印象に残るものでは無いように思う。
聞きやすい曲が並んでいるがやはりB面が良い。
July Andrewsで聞き飽きていた「I Could Have Danced All Night」が新鮮に聞こえる。
一時期多くの好事家のマイ・ブームになっていた「You Can’t Go Home Again」。
この曲ばかり聞いていた時期もあるが今アルバムを通して聞いてみるとこのB面自体がとてもスムーズでこの曲だけでのアルバムでないことがわかる。
最後「That’s All」で締めているのがセンスなのかも知れない。

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Eydie Gorme 「Softly, As I Leave You」 Columbia CS9394


前作 「Don’t Go To Strangers」CS9276と同時期の録音と思われるDon Costaアレンジの60年代アルバム。
「You’ve Changed」の決定的名唱は絶唱ともいえるBillie Holidayの「Lady In Satin」でのバージョンであると思う。
でも心変わりを凄惨なまでに語るBillieの歌とはまったく違い、怨みも思いもありったけぶつけるEydieの唄は切なくも清清しい。
前作と同様60年代の洗練された音でまとめられたアルバムではあるけれど、ゴージャス感が薄れるのは地味な選曲とやはり当時流行の歌「Softly, As I Leave You」 のせいかも知れない。
Sinatraも歌った「All Alone」が良い。

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Buddy Rich「The Voice Is Rich」Mercury MG20461


喉自慢RichのVocalアルバム。
本業の太鼓とは大違いのしょんぼりした唄がPhil Mooreのゴージャスなオケと洒落たコーラス・アレンジに優しく救われている。
粋な選曲も平坦に聞こえてしまうが、「I Want A Little Girl」「Bone To Be Blue」「You’ve Changed」で彼の好みがよくわかる。

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