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Jackie Wilson「Jackie Wilson At The Copa」Brunswick BL54108


当時コパでのライブ盤はいろいろの歌手がリリースしているが、黒人歌手ではSam Cookeとこの盤が有名。
のっけの「Tonight」からハイテンションで観客をつかんでいく様子が熱い。
「Body And Soul」から「I Apologize」へのメドレーはスタンダードをディープなソウルバラードへ塗り替える。
続く「Love For Sale」までディナー・ショー向きの選曲が続くけれど歌は常にパワー全開。
当時結構なプライスのチケットだったと思うが、いったいどんな客層がこのショーを楽しんだのだろうか?
そして「Danny Boy」から「To Be Loved」「Lonely Teardrops」へとヒット曲が歌われるとステージ、客席ともヒートアップ。
それにしても最初から最後までパワー全開で唄いきるJackieの体力に驚かされる。
75年にステージで「Lonely Teardrops」を唄っている最中心筋梗塞を起こし倒れたというのもうなずける。

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Jackie Wilson「I Get The Sweetest Feeling」Brunswick BL754138


Jackieの場合スタンダードはDominoes時代から唄いなれているものかもしれないがあのファルセットとこぶし回しはやはり独特。
「Once In A Lifetime」「Who Can Turn To」「People」「Don’ t Go To Strangers」と4曲続けて当時のニュー・スタンダードをJohnny Pateのつぼを押さえたオーケストラ・アレンジにのせてドラマチックに唄う。
特に「Don’ t Go To Strangers」の唄い始めのすすり泣きからラストのファルセットへもって行く構成がたまらない。
この4曲以外は凡庸なR&Bポップに聞こえてしまうのは曲の持つ力なのか、それとも既にこの時代のポップスが彼を必要としなくなっていたのか。

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Bobby Blue Bland「Spotlighting The Man」MCA(Duke)MCA27048


A面はスタンダードをソウルフルに、B面はブルース・バラードを切々と。
彼の一番おいしいところをじっくり聞かせるDuke後期の名盤。
Jo Tunerの「Chains Of Love」から始まってRay Charlesのヴァージョンをさらにモダンにした「Georgia On My Mind」は当然の選曲だが、次の「Since I Fell For You」への曲流れに痺れる。
続く「Who Can I Turn To」の囁きにノックアウトされるとブルースシンガー云々で彼を聴くことはもうできない。
まさにアルバムのキャッチフレーズ「The World’s Greatest Blues And Soul Artists」そのままの渋盤。

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Julie London「Julie London」Liberty LRP-3342


何のひらめきも無いアルバムタイトル、地味なジャケット、この時期一連のErnie Freemanの耳あたりの良いアレンジ、つい聞き流してしまいそうなアルバム。
しかし一曲、一曲情感をこめて唄うJulieに惚れ直し、そして何よりも選曲が良い。
「Since I Fell For You」「That Sunday That Summer」「I Wish You Love」と好きな歌が続く。
「Night Life」は当時のポピュラー歌手では彼女とDoris Dayぐらいしか聴いたことがない。
ブルース唄いも彼女は慣れたものなのだが、それが逆にこれほど濃い曲の場合あっさり聞こえてしまうのが残念。
「All About Ronnie」が妖艶だが「Fool Rush In」もここまで気持ちが込められると聞き流せない。

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The Mary Kaye Trio「Night Life」20th Century-Fox Records TFM3117


ギターの名手と知れられ最近ではシグネチャー・モデルも発売されているMaryではあるけれどその音色が聞けるレコードは少ない。http://www.rrsoc.com/MKT/mkstrat.htm
Verveの「For The Record」やWBの「On The Sunset Strip」のジャケットではデアンジェリコを抱えているが残念ながら未聴(Verveのライブ盤「Up Front!」ではジャージィなカッティングとウクレレを聴くことができる)。
彼女たちのオリジナルメンバーでのラストアルバムであるこの「Night Life」でのタイトル曲のブルージィなギターは彼女のものなのだろうか?
クールなフェンダー・トーンが彼女の音だとしたらブルース弾きとしても相当なものなのだけれど。
アルバムのつくりは「Charade」「More」など当時のヒット曲を盛り込んだ肩のこらないものになっているけれど、彼女のたちの持ち味のショーアップされた洒落たコーラスワークがあまり聴かれない。
凝ったコーラスアレンジを小粋に、そしてそれぞれの持ち味をソロでじっくり聴かせてくれるのが魅力のグループであったのだけれど。
でも「Charade」「How Dose The Wine Taste?」での彼女のソロはとても魅力的、豊かな声とチャーミングな唄いまわしが絶妙にブレンドされている。
が、やはり「Night Life」でのブルース唄いでキャリアに裏打ちされた歌心を堪能できる。

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