« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

Frankie Laine 「Song By Frankie Laine」 Mercury MG20069


Mercury時代のLaineはSp盤でのヒットが多いため、LPはそれらを集めたもの。
このアルバムの何曲かはあの美女ジャケで有名な「that’s My Desire」のCD化の際ボーナストラックに入っているがオリジナルな形ではまだCD化されていないと思う。
この時代の白人ヴォーカルは一派一絡げされる傾向にあるけれど、同じフランクでもSinatraとはかなり趣が違う。
「All Of Me」「Wrap Your Troubles In Dreams」などSinatraがモダンで粋な都会の「いなせ」を歌っていたのにたいし、Laneは素朴だが腰のすわった歌を聴かせる。
彼の声は日なたのにおいがする声、このアルバムでは大ヒットした「ローハイド」チックな歌もあり、やはりそんな声が合っている。
もうひとつの持ち味ブルージィさも良く、「Blue Turning Grey Over You」ではちょっと乾いた感じの男の哀愁が聞ける。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Martha Davis And Spouse「A Tribute To Fats Waller」 Abc Paramount ABC213




Hartmanはバラードで「Ain’t Misbehavin’」を歌いきったけれど、本来この曲の持ち味はこのMarthaの個性のようにコミカルなもの。
クリント・イーストウッド監督の「Piano Blues」で超絶テクニックを披露していたMarthaは旦那のSpouseとの粋なブラック・エンターティメントで舞台を沸かせていた人。
ノベルティなFatsの曲はMarthaにはぴったりだけれど「Blue Turning Gray Over You」で聞かせるブラック・バラードはブルージィで哀愁たっぷり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Johnny Hartman「Unforgettable」ABC(原盤ABCS574)


「Unforgettable」をタイトルにしたアルバム、名唱というと「Black Royal」で紹介したDinah Washingtonのマーキュリー盤。
あの忘れたくても粘りついて忘れられない彼女の「Unforgettable」に比べると、洗練された唄にしてしまうJhonny。
このアルバムはあのコルトレーンとのアルバムから3枚目、Impulseではなく親会社のABCから出されたポピュラーアルバム。
とはいってもロッカバラード風にアレンジされた1曲目の「A Very Thought Of You」からいつものハートマン・フェイクでジャーズィ。
流れるストリングスに粋なピアノが絡む「Fools Rush In」、ブラスに包まれ柔らかく歌う「What Do I 」いずれも一級のバラードが並ぶ中、3連で唄う「Ain’t Misbehavin’」が新しい発見。
「Once In Awhile」のソフトスイング「Down In The Depth」のボサノヴァも良いが、前作「The Voice That Is」でも取り上げた「The More I See You」の気持ちの良い抜けが爽やか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »