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Mel Torme 「Sunday In New York」Atlantic 8091

Sundayinnewyork

今日は日曜日なので「Autumn In New York」つながりで「Sunday In New York」を聴いてみみることに。

メル・トーメのアルバムを聴くといつも何か落ち着けないのは何故か考えてみました。

たとえばシナトラの場合、殆んどのアルバムをバラードかスイングするものかに分けて製作しています。

しっとりとした唄を聴く時はバラードアルバムを、気持ちを高揚させたい時はスイングアルバムをと言った聞き分けが出来るのですが、トーメの場合バラードアルバムというのがそう多くはないです。

まあライブに行けば殆んどの歌手が緩急取り混ぜてひとつのステージを行うわけで、アルバムの中でテンポの違う曲が並んでいても普通に聞けるわけなのですが。

トーメは才人なので一枚のアルバムの中でいろんなことをやろうとする気持ちが強くこめられているのでそんな感じに聞こえてしまうのかもしれませんね。

このアルバムもニューヨークをテーマにしたコンセプトアルバムなのですが、複数のアレンジャーを起用し、さまざまタイプの曲を歌っていますのでそんな感じは拭えません。

それでも「Lullaby Of Birdland」や「The Brooklyn Bridge」などはストレス無く聴けますし、「There’s A Broken Heart For Every Light On Broadway」の構成など凝っていてもスムースです。

なんとなく忙しないアレンジや構成の多い中[Autumn In New York]や「Harlem Nocturne」の滑るようなバラードを聴くと、ニューヨークを歩きつかれてちょっと公園で一休みしているような気分にさせてくれます。

でも「Harlem Nocturne」ってVocalバージョンあまり聞かないですね。

このアルバムを手に入れた時はちょうどあの9.11の年。

ジャケットに映るニューヨークの街は60年代のものですから当然「貿易センタービル」は無いわけなのですが、それがとても寂しく感じられたものでした。

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Jo Stafford「Autumn In New York」Capitol T197

Autmninnewyork

Jo Staffordへの入り方は普通「JoJazz」あたりから聞き始め、Columbia時代からさかのぼっていくタイプとPied PipersからCapitolColumbiaと進んで行く聞き方があると思うんです。

Columbia中期「You Belong To You」あたりのヒット曲でのハイトーンで突き抜けるような唄や、逆にPied Pipers時代のゴージャスなコーラスから浮かび上がってくる透明な歌声から入るとCapitol時代の歌は地味に感じられたものです。

このCapitol T197を日本盤で買って初めて聴いた時はそう感じました。

でも今、年をとってから聴くとこの飾り気の無い透明感に心休まります。

アルバム内容はこのあと会社が変わっても続くミュージカル曲集。

中でも「Smoke Gets In Your Eyes」のロングトーンにはいまさらながら驚きます。

でも「Haunted Heart」のような密やかな曲がこのアルバムのイメージ。

タイトル曲の「Autumn  In New York」を秋の夜長に聞くと仕事の疲れ、いやなことがちょっとだけ消えていきます。

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Jo Stafford 「As You Desire Me」Columbia CL6210

Youdesireme

引張り気味でちょっと持って回った唄い口になっていたRosieI’m In The Mood For Love」のあとでJoの同曲を聴くとほっと肩の力が抜けます。

Norman Luboffのコーラスに包まれたJoの声は、ヒット曲を歌うときのトランペットヴォイスではなく、ちょっと紗のかかったヴェルベットヴォイスで、今風に言うと「萌え~」という感じでしょうか。

このアルバムはColumbia最初期のものですからCapitol時代と唄い方が近いです。

ディスコグラフィを見るとこのアルバムが52年、Capitolの「Starring」が53年となっていますからほぼ同時期なんですね(StarringColumbia移籍後出たということなんでしょうか)。「As You Desire Me」「Something To Remember You By」「Easy Came Easy Go」のような優しい歌をそっと唄う、彼女が唄うから

優しい歌に聞こえるのかもしれません。

秋の夜にそっと心安らぐ歌が聴きたい、そんな時にはぴったりのアルバムですね。

*アルバムの中の「September In The Rain」と「Don’t Worry ‘But Me」は後年House Partyシリーズの「Soft And SentimentalCl2501にも収録されています。

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Rosemary Clooney And The Hi-Lo’s 「Ring Around Rosie」Columbia CL1006

Ringarounrosie

このアルバムは昔CDが出た時買ってよく聴きました。

Hi-Lo’sが好きになったのもこのアルバムからです。

Rosieと彼らの競演、Rosieのソロ、Hi-Lo’sのコーラスのみが4曲ずつバランスよく入っていて聴き易い構成になっていると思います。

ただRosieの唄がちょっと引っ張りぎみなのでHi-Lo’sのコーラスが乗ってちょうど良い感じです。

それでも一人で唄う「Everything Happen To Me」は情感があふれていますし、「I’m In The Mood For Love」はこのレコードでこの曲を知りました。

数年前オリジナル盤を手に入れて、今はその声の深さを楽しんでいます。

映像にもあった

Hi-Lo’sとの競演は企画アルバムになっています(Mambo Italiano」での競演はレコードになっていないのかも)

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Rosemary Clooney [Rosie’s Greatest Hits] Columbia CL 1230

Rosgrthit

[Tenderly」と言うと私の中ではすぐMusic CraftSarah VaughanBethlehemMel Tomeが思い浮かぶのですが、ここではヒットしたRosie盤で

よく考えるとこのアルバムを最初CDで買った理由はこの曲が聞きたかったからだと思います。

Sarahのヴァージョンを経験したあとで聴いたRosieの「Tenderly」は何の脚色もなく真実を伝えてくれる、まさに優しい「Tenderly」でした。

アルバム自体は彼女のSP盤を集めたものですから当然統一感はないのですが、ヒット曲を集めた編集盤なので有名曲がそろった楽しいレコードになっています。

Hey There」「Come On-a My House」「Mambo Italiano」等の有名曲でいっぱいなのですが、最近入手した彼女の映像がHi-Lo’sを引き連れて唄う「Mambo Italiano」。

こういう曲はやはり映像があるとさらに楽しいですね。

今回、アメリカ出張の際アナログ盤を見つけて買ってきたのですが、CDジャケの時から気になっていた右横のピンクのギザギザ丸、何の意味があるのか。

デザイン的に必要があるようにも思えませんし不思議です。

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