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Helen Forest「Miss Helen Forest」Capitol T704

Misshelenforest_1

I Don’t Want To Walk Without You」のような古い曲は彼女のような古風な歌い方の人に歌ってもらうと時代に酔えますね。

このアルバムは彼女がかつてバンドシンガーだった頃のレパートリーを再演すると言う企画、若い時の華やかさはありませんが懐かしさをこめてじっくりと丁寧に歌われた唄は聴いていてとても心地よいです。

前出曲や「I Had The Craziest Dream」「Make Love To Me」「He’s My Guy」など恋人だったハリー・ジェームスのバンドでの録音曲が良い感じですね。

ハル・ムーニー楽団での吹き込みがあるという「I Love You Much Too Much」の切ない旋律が好きです

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Jeri Southern 「Prelude To A Kiss」Decca DL8745

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このアルバムのJeriは彼女の他のアルバムよりもハスキー度が強いです。

たぶんそれは彼女のいつものキーより少し低いキーでアレンジされているからかもしれません。

普段はあっさりとした歌い口の中に情感をこめていく人なのですが、このアルバムは他のアルバムより濃く感じられるのはそのせいではと思っています。

Melのビロードのようなタイトル曲を聴いてから彼女の同曲を聴くと甘い恋の前奏曲が、秘められた思いを現実の恋の成就にかける情念まで感じられると言ったらうがちすぎでしょうか。

Try A Little Tenderness」「Please Be Kind」「Close To You」「The Touch Of Your lips」好きな歌は全て彼女にあっているように感じられるのですが、「I Don’t Want To Walk Without You」がこのアルバムの彼女らしいと思います。

私の持っているのは国内プレスですがジャケットの裏のどこにも日本製の表示はありません(笑)。

彼女のアルバムの中では1,2を争うデザインのジャケットが綺麗に復元されています。

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Mel Torme 「Prelude To A Kiss」Tops L1615

Preludetoakiss

Tormeはバラードアルバムが少ないと書きましたが、Bethlehem時代は「it’s A Blue World」、Verveでは「Tome」、Columbiaの「that’s All」などそれぞれの時代に代表的なバラードアルバムがあります。

でも私にとっては何か硬いんですね。

SinatraってCapitol時代以降、バラードアルバムとスイングアルバムを交互に出していたイメージがありますが、そんな彼のバラードアルバムは硬軟色々で重いアルバムのあとには柔らかいものを選んで聴くようにしていました。

Tomeの場合「that’s All」で一息つけるのですが、あとなかなかそういうアルバムがなくてつい「Musicraft」時代のレコードで一休みすることが多いです。

今回紹介するTopsの「Prelude To A Kiss」はBethlehemVerveの狭間期の録音。

女性と二言三言会話してから口説きの歌に入ると言う企画。

バラードアルバムではないのですがソフトなオケに乗リラックスした声でふわふわ歌われると心地が良いです。

ちょっとテンポのある曲でも全篇スラーで歌っているのでとってもスムーズです。

何かMuscraft時代に戻ったような雰囲気です。

ところでこのアルバム、私の持っているTopsのオリジナル盤はとても音が悪いのです。

同じ録音ですがSpin o ramaというレーベルで「Velvet Mood」と言うタイトルで再発されているのですが、この音は綺麗です。

さらに日本フォノグラムからPhilips盤国内プレスが「This Is Mel Torme」と言うタイトルで出されています。

この音はさらに綺麗です(深みはSpin o rama盤のほうがあるかもしれません)が曲間の女性とのやり取りがカットされ、岩波洋三さんの解説ではボブ・フリードマンの編曲指揮となっています。

Tops盤は堂々とマーティ・ペイチとクレジットされていて不思議です。

でも編曲の柔らかさはボブ・フリードマンで正解かもしれませんね。

全部で同じ録音を3枚持っていると言う変なことになってしまいましたが、タイトル曲や「I’m Getting Sentimental Over You」などバラード曲は本当にため息が出るほど柔らかくて甘く、仕事でぴりぴりした気持ちを和ませてくれます。

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