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Ethel Ennis「Change Of Scenery」Capitol T941

Change_of_scener

Ethel EnnisChange Of SceneryCapitol T941

EthelCapitolでの1枚目、デビュー通算2枚目と言うことでちょっと大人のエセルが楽しめる1枚。

色々な方のブログで紹介されることの多いおなじみ盤かもしれません。

1曲目の「My Foolish Heart」から哀切のエセル節にしびれます。

スタンダードが多いのですがタイトル曲のようなモダンな曲での可憐さが彼女らしいです。

RCAに移るとこのモダンさが生きるポップな曲を忍ばせたアルバムも出しているのですが、このころは控えめで、初々しいスタンダードシンガーと言うところですね。

でもどんな曲を歌ってもフレーズ、フレーズに溢れる哀切感は彼女ならではです。

I Cried For You」を哀愁のバラードにしてしまうところはさすがです。

数年前に出た国内プレス盤ですが、オリジナルを見つけるのはなかなか大変だと思います。

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Timi Yuro「The Amazing」Mercury MG20963

Timi_amazing

Jazz批評の女性シンガー大百科Vol.2で坂田一生さんが「見るも無残なおばば顔」と評した問題のジャケットです。でもこのジャケット、意図した感じがあります。

彼女の名誉のために裏ジャケットの美人ぶりもご紹介しておきます。

前出の「Soul!」から2,3年しかたっていないのですが唄がしっかり自分のものになっています。

ダイナミックでソウルフル、本当に良い歌手だと思います。

矢張りこの当時本物の黒人R&B歌手が台頭してきた時期、レコード会社も売り方を悩んだのでしょうね。

スタンダードの「Maybe You’ll Be There」や「If」「My Foolish Heart」に惹かれるのですが、こういう選曲が購買層を迷わせたのかも知れません。

Timi_back

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Timi Yuro「Soul!」Liberty LST-7212

Timisoul

古きよき時代の曲「Once In A While」をソウルフルに歌う。

久しぶりにTimiを聞いてみました。

本当にソウルフル、「ため」「引っ張り」「間」「こぶし」Dinahの白いフォロワーというよりも白いソウルシンガーという表現がぴったり来ます。

このころのレコードはスタンダードアルバムなので私的に非常に美味しいところですし。

しかしそういう売り方はこのころのレコード購買層の範囲を広げてきた若者には受けなかったのかもしれないですね。

スタンダードを聞く大人にはくどすぎたかもしれません、時代は本物の黒人R&Bシンガーが市民権を得てきた時代、彼女の存在は微妙だったのかも。

彼女のこのころのレコードのジャケットはいつもこんな感じで、一言で言えばダサいです。

当時来日していて、そのときの写真を見るとイタリア系のキュートな美人。

もう少し売り方を考えれば日本でも有名になれたかもしれませんね。

Be Anything」「If I Didn’t Care」「Nothing In The World」どの曲もTimi節で引っ張るのですが、「Somewhere Along The Way」がまるで別の曲のように生まれ変わっていて格好良いです。

今日バイオを調べたところ、2004年に63歳の若さで亡くなっていることを知り寂しい気持ちでいっぱいです。

曲目はこちらで

http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:2kw67uu020ja

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Eve Boswell「Eve」Capitol T10077

Eve

シナトラとの世界旅行のあとはあのEve Boswellが世界8ヵ国の言葉で歌うこのアルバム。

The War Years」で有名な彼女のこのアルバムを入手したのは数年前ですが、初めて聞いたのは今年の元旦です。

実はこのレコード、シールドで手に入れたんです。

アメリカの中古レコード屋はまだビニールが破られていない未聴品のシールドレコードを良く見かけるのですが70年代以降のものが圧倒的です。

このアルバムのような60年代のレコードがシールドでお目にかかるのは滅多にありませんでした。

きっとアメリカでは知名度が低い人なので売れ残っていたのでしょうね。

しかしおかしなもので一度入手すると、このシールドを破るという行為が結構勢いが無いと出来ないものなんですよ。

簡単に言うともったいない気がするわけで、なかなか破る勇気が出なかったんです。

でもEveの声は聴きたい、今年の元旦の縁起担ぎではないのですが一年の最初に聞くアルバムとしてシールドを破いた次第です。

スペイン、ハンガリー、ポルトガル、イタリア、フランス、アフリカ、ドイツそして英語と色々な言語で歌われる曲はそれぞれの国の名曲らしいのですがイタリア、フランス、英語の曲以外は初めて聴く曲が多いです。

でも彼女の声、歌い方にしっくり来るのは英語の「Once In A While」、打ち震える乙女心が最高です。

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