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Ruth Brown 「Blues On Broadway」Fantasy F9662

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昨年(2006年)11月に亡くなったRuthの「Tain’t Nobody’s Biz-Ness If I Do」は彼女が61歳のときの秀作「Blues On Broadway」で聞くことができます。

往年のAtlantic時代のような声の張りはありませんが、歌いこんだブルースとバラードの名曲はじっくり煮込んだスープのような味わいです。

クラプトンで有名な「Nobody Knows」も良いですが「Good Morning Heartache」のようなスタンダードを「ぶるうす」で歌わせたときの彼女が最高ですね。

Hank CrawfordRed Hollowayのサックスの御大たちのサポートやソロも楽しめますが、Rodney Jonesのつぼを押さえたモダンなギターがアルバムをセンス良くまとめていると思います。

Am I Blue」の間奏でのHankのソロに絡みつくRodneyのギターワークはため息が出ます。

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Jimmy Rushing「Five Feet Of Soul」Colpix SCP446

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こういう人柄ですと「

Heartaches」も「ほろ苦い」を通り越して「良い思い出」の雰囲気です。

アルバムタイトルのFive Feetはかれの体躯が縦横同じぐらいのところから来たニックネームFive By Fiveからのもの。

ジャズ・ブルースの大御所ですがこのアルバムはスタンダードも盛りだくさんの美味しいレコード。

Tain’t Nobody’s Biz-Ness If I Do」も懐かしいオールドスタイル。

Just Because」のような小唄がこういう人にはぴったりですが「Trouble In Mind」や「Did You Ever」手馴れた曲になるとブルース度が上ってさらにハマリですね。

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Pasty Cline 「Sentimental For You」Decca DL 4282

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「That’s My Desire」つながりというとFrankie Laineと行きそうですが、ここで思い切ってアメリカカントリーポップスの女王 Pastyの名盤を。

ひとつの世界を極めた人というのは矢張り凄いといいましょうか、カントリーだとかポピュラーだとか細かいことを全て超越してぐんぐん響いてきます。

なんといってもソウルフル、これはジャンル云々ではなくまさしく魂に訴えかける唄です。

こういう大歌手はたぶんどんな分野で育っていっても頂点を極めたんだろうなと思います。

You Cheatin’ Heart」のようなこの世界の曲、「You Belong To Me」のようなポピュラーヒット、良い曲をさらに良い歌に変えてくれます。

でも「Anytime」のような当時のカントリーポップが一番彼女らしいです。

そんな意味でも代表曲「Heartaches」が最高です。

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Irene Reid「It’s Too Late」Verve V6-5003

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の「Guess I’ll Hang My Tears」は彼独特の世界で聞かせてくれたのですが、このIreneの同曲もぐんぐん胸に来ます。

60年代の黒人女性Vocalのひとつのあり方Nancy Wilsonと立ち位置は近いのですがIreneの方がよりアーシィ。

The Shadow Of Your Smile」などDinah Washingtonの影響を臆面も無く出して歌っていますが、とても潔い感じがします。

スタンダードと60年代の香りが強いポップな曲が絶妙に配分されている素敵な歌手の素敵なアルバムです。

同じくRay Charlesも歌った「Just For A Thrill」の解釈も彼女独特。

That’s My Desire」のアレンジのポップさには思わず頬が緩むところですが強引に納得させられてしまうほどの実力の持ち主です。

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Ray Charles「Sweet & Sour Tears」原盤ABC 480

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Ethelの情緒たっぷりのバラードで歌われる「I Cried For You」に比べるとこのRayの同曲はブラスで煽って躍らせるだけが目的みたいなつまらない曲になっています。

アルバムのタイトルを訳すなら「甘くてすっぱい」というよりも「甘くて苦い涙」という雰囲気のこのアルバム泣きと涙でびっしょりにするならこの曲もバラードで歌ってほしかったきがします。

Johnny Rayの「Cry」やDinah Washingtonも歌っている「You’ve Got Me Crying Again」のバラード解釈が彼らしくてしっくりきます。

逆に「Cry Me A River」が凡庸なのが残念ですが「No One To Cry To」「A Tear Fell」のようなカントリィとブルースの架け橋はこの時代の彼らしいです。

しかしなんといっても極めつけは「Guess I’ll Hang My Tears Out To Dry」。

まさに涙もかれはてたその先でさらに唄う、Rayのスタンダードバラード歌唱の真髄を聴くことが出来ます。

同様の企画の「Crying TimeABC 544も必聴です。

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