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Pat Thomas「Jazz Patterns」Strand SLS1015

Pat_thomas

My One And Only Loveほどの名曲になるとかなりのシンガーが録音を残していてAll Music Guideで検索してみると簡単に3040人は出てきます。

私のレコード棚をつついても2030人は出てくると思います。

みな情感たっぷりに唄っているのですが、今回ご紹介するPat ThomasKenny Burrellのギターだけをバックに「しっとり」としかし意外とあっさりと唄っている印象。

彼女はミスティな声質ですが、高い音では霞が消えて澄んだ清楚な声に変わり、淡々と唄っているようでその声の変化が唄を印象深いものにしているんですね。

クレジットは無いのですが、バックを固めるメンバーは, Tommy Flanagan(p), Booker Little(tp), Curtis Fuller(tb),Roland Alexander(ts, fl), Teddy Charles(vib), Kenny Burrell(g), Reggie Workman(b),Charlie Persip(ds)と云う錚々たるメンバー。

彼女の歌も悪くはありませんが、凄腕たちのソロがさらに唄を引き立ているアルバム作りとなっています。

マイナーっぽいレーベル、ノンクレジットでこれだけのメンバー、プロデューサーの彼女にかける意気込みが伝わるアルバムです。

彼女もその期待にたがわぬ唄を聴かせていますが、さらにこのアルバムが有名な理由は佳曲Star Eyesを全編ハミングで歌っていること。

Teddy Charlesのソロを挟んで2コーラス、歌詞なしのハミングで歌いきっているのですが、いわゆる鼻歌を立派な唄にしたと言うことで話題になった盤です。

所有盤はオリジナルステレオ盤ですが、どういうわけか盤質が良くありません。

CDが出ていた時期に買っとけばと悔やまれるアルバムでもあります。

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