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Joanie sommers「The “Voice” Of Sixties!」Warner Brothers W1421

Joanisommers

3年ぶりのブログの更新は前回のDinah Washingtonのアルバム「I Concentrate On You 」タイトルから曲つながり。

I Concentrate On Youという曲、あなたに夢中と意味ですけれど「Concentrate On」を辞書で調べると「集中する」「全力を注ぐ」「気を入れる」となっておりまして、要するにかなり気の入ったご執心状態であるという事ですね。Dinah Washingtonのドスの効いた唄でうたわれるともう絶対逃げられないという感じですが、Joanieのキュートな声で囁かれると受ける側もそれこそ一気に気が入っちゃう感じになりますね。

ということで、今回はこの曲が入っている、Joanie sommersのデビュー2作目のアルバム「The “Voice” Of Sixties!」のご紹介。このアルバムはMarty Paichの指揮編曲で録音された彼女のデビューアルバム「Positively The Most!」がリリースされた60年の翌年、今度はNeal Heftiの指揮編曲のもとその名も「60年代の声」というアルバムタイトルでリリースされた彼女の2枚目のアルバム。

既に前年「One Boy」のシングルヒットでポップスターの道を歩き始めた彼女ですが、デビューアルバムもこの2ndアルバムもジャズのアレンジャーによるスタンダード集。シングル盤は若者向けのポップな曲で、アルバムはスタンダード曲でLPの購入費を賄える大人の懐を狙うという当時のレコード会社のよくある戦略(Paul AnkaBobby Darinなどこの手の売り方が当時一般的でした)。

しかし同じスタンダードを歌うにしても50年代の歌手とは趣の違うその声はちょっとハスキーだけれどキュートな哀切感のあるもの、まさに60年代の新しい唄声だったわけです。

I Concentrate On You」を聞いてみるとWhenever skies look gray to me and trouble begins to brewと言う出だしをWhenever ski(h)es look.. gra(h)y to me(a) and trouble begins to(uah) brew(hu) 歌っている。

https://www.youtube.com/watch?v=ifu9oJQkL9A

つまり( )の部分に聞こえるか聞こえないか程の小さな溜息を入れているわけでこれが、聞いているほうにはキュンキュン来るわけですね。そんな彼女の歌がさらに切ない旋律と歌詞を得ると名唱を生む、B1曲目「Why Try To Change Me Now」がこのアルバムのベストでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=niZOToX7bd8

 

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