Luther Allison And Others「Ann Arbor Blues & Jazz Festival 1972」 Atlantic P-5090~1A

Ann_arbor

Please send Me Someone To Loveつながりで更新しようと思ってから、手持ちのアルバムを何枚も聴きました。

Dinah Washingtonはこのブログでの露出度が高いので他の人ということで、Bill HendersonDiane SchuurNancy Wilson レアなところでRose Hardawayなど聴きました。

しかしどれも紹介するのはしっくり来ない。

来ない理由はこの曲は私の中ではこのレコードの中のこのヴァージョンが一番印象深いから。

今回はJazz Vocalファンには馴染みのないコテコテのブルースマン。

70年代初頭では若手のブルースマンとして将来を嘱望されていたLuther Allison

Delmarkのデヴュー盤ではぎこちなくて、大物にはなれないなと思っていたのですが、このアルバムではびっくりするほど成熟した演奏を聞かせてくれます。

このAnn Arbor Blues & Jazz Festivalというのは69年のMagic Samのアルバムで有名なフェスティバル。

JazzファンよりもBluesファンに有名なフェスですね。

唄はまだ上手くないけれどギターの腕は確実にアップ、導入部でBB.Kingのインストバラード「My Mood」の完コピを聞かせて間奏では思いっきりのサックスブロー(もしかするとJr.Walkerかもしれない)のあとのこれでもかというギターソロでクライマックスのエンディングへ持っていく。

このあとMotown3枚のアルバムを出し当時の若手No1になっていくわけです。

このアルバムはMuddyWolfという大御所、Freddie KingOtis Rushkoko Taylorらの中堅の演奏もさることながら、Hound dog TaylorBonnie Raittを有名にしたことでよく知られています。

日本では知名度の低かった巨人Bobby Blue Blandを紹介してくれたアルバムでもありました。

ギター・ブルースの熱演が目白押しのこのアルバムの中で、彼の「Ain’t That Loving You」は当時ぴんと来なかったけれど、いま聴いてみるとやはり良い、貫禄は一番かも。(ちなみにジャケットに映っている白いスーツがBobby Bland

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Paul Anka 「Paul Anka」Abc Paramount ABC240


デヴューヒット「Diana」に「You Belong To You」「You Cheatin’ Heart」「Jambalaya」「Red Sails In Sunset」等当時のヒット曲を絡めたAnkaの1stアルバム。
AbcからVictorに移籍するさい音源の権利を彼がすべて持っていったためこの時代のアルバムをオリジナルどおり復刻するのは難しいが、こうして通して聴いてみると「Diana」のⅠ-Ⅵ-Ⅳ-Ⅴの循環コードが他の当時のヒット曲の中でも際立ってキャッチーなのが良くわかる。
「Side By Side」「Walking My Baby Back Home」などのニュー・スタンダードを意欲的に唄うのも既に長い歌手生活への強い意志が見える為と言うと穿ちすぎだろうか(会社の戦略なのだけれど)?

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Paul Anka 「Anka At The Copa」Abc Paramount ABC353


60年発売のアルバムと言うことは録音時はまだ十代。
Bobby Darinの同企画アルバムが同じ年に出ているけれど年齢が違う。
貫禄と、唄の旨さ、何よりも才能に驚愕。
客層はティーンエィジャーも多いけれど付き添いの大人(?)にも満足のいくもの。
デヴュー時からスタンダードを唄ってきただけあってオープニングから「Sing Sing Sing」「You Made Me Love You」など手馴れたもの。
でも女の娘たちの嬌声とともに歌われる「My Heart Sings」の3連、ロッカ・バラードがこの時期の彼の魅力。
B面に移ってもメドレーで歌われる「Diana」「Put Your Head On My Shoulder」「You Are My Destiny」等の名曲たちと十八番の「Hello Young Lovers」への構成に違和感が無い。
この時代はまだ大人と子供が一緒に聞ける歌があった良い時代。
今年の紅白を思うと感慨深い。

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Anna Maria Alberghetti「I Can't Resist You」Capitol T887


本来はひばりの声の人。
高く透き通る声でオペラチックに唄う彼女がこのアルバムでは、気持ちを抑え清楚に唄う。
「I’ll See You In My Dream」はAnita O’dayの佳唱が思い出されるけれど、彼女の夢でしか逢えない諦めが、Annaの唄でしっかりとした意志に変わる。
でもこのアルバムで一番ぐっと来るのは[They Didn’t Believe Me]、ひばりの声でつむぎのように甘く囁く、大抵の男は溶けてしまうのでは?
続く「Tenderly」、B面に返してタイトル曲、「I Concentrate On You」「don’t Blame Me」「With Every Breathe I Take」がこのアルバムの彼女かな。

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Lola Albright「Dreamsville」Columbia CL1327


LolaといえばKEMの「Lola Wants You」がセクシー全開で有名だけれど、このColumbia盤では気持ちのコントロールが出来る大人の女へ。
「Two Sleepy People」はJaneよりも濃厚。
小粋な色気が散りばめられた佳曲の中でも「It’s Always You」の哀切が良い。

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青江 三奈「グッドナイト」日本ビクターSJX20



彼女に、そのブルージィな声質とモダンさを生かすムーディな歌曲を歌わせたときのジャーズィさがたまらなく好きである。
彼女には一流JAZZメンと競演した「The Shadow of Love」という素敵なJAZZアルバムが存在するが、ここでのいわゆるムード歌謡を歌った彼女により強いJAZZを感じる。
そんな意味でもタイトル曲「グッドナイト」は歌謡ブルース唄いから本来の彼女の持つモダンさで都会の夜の女を唄う歌手へのキーポイントとなる曲だったのではと思う。
このアルバムで聞かれる「赤坂の夜は更けて」「東京ナイトクラブ」等の歌曲はまさに日本の小唄スタンダード。
アレンジが実にジャーズィなのに驚かされる。
「ワン・レイニー・ナイト・イン東京」のボサノバアレンジは本当に格好よく、子供の頃憧れた夜の東京、大人の街の情景を見事に紡ぎ出している。

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青江 三奈「青江 三奈ブルースを唄う」日本ビクター SJX6


日本の歌謡曲のブルースは、本来のブルースとはもちろん違う。
3コードで12小節でなどという定型にももちろん当てはまらない。
しいて言うならマイナーでダンスで言うブルーステンポで唄われる哀歌とでも表そうか。
しかし服部良一が黒人のブルースを日本の哀歌で表現させるという革新をもって「別れのブルース」を作曲し、そこから日本の歌謡ブルースの歴史が始まった。
その意味でも青江三奈のこのアルバム企画は彼女の持つ本来のブルージィさと歌謡ブルースの悲しさとを見事に融合させた好アルバムだと思う。
サブタイトルの『「別れのブルース」から「伊勢佐木町ブルース」まで』にあるように日本のブルースのスタンダードで埋め尽くされている。
「君待てども」は平野愛子で確立された日本のブルース唄いを更に深く、本当の意味でのブルージィさで掘り下げた名唱。
ナンシー梅木の洋楽と見まごうバージョンとともに忘れられない。
恨みと嘆きと哀しみで暗くもがく「星の流れに」「カスバの女」が凄い。

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Nancy Ames 「As Time Goes By」 Epic BN 26197


Nancy Ames 「As Time Goes By」 Epic BN 26197
ナンシーつながりで聴いたのではなく、「Again」がまた聴きたくなってターン・テーブルに乗せた。
本来かっちりとした歌い方の歌手なのかもしれないが、Againの最初のコーラスでそっと告げられるような唄を聴かせられると、その柔らかな唄にじっと聞き入ってしまう。
タイトル曲を始め、「Once In A While」「You’ve Changed」等選曲も”まる”。
張り上げる部分と囁く部分の対比が嫌味ではなくいつの間にか聞き終わっているアルバム。「For All We Know」は強く入る歌い出しから優しく続くブッリッジに心休まされる。

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Ernestine Anderson「Hot Cargo」Mercury MG20354


Ernestine Anderson「Hot Cargo」Mercury MG20354
かつて彼女の最高傑作と呼ばれていたアルバム。
デビュー時の瑞々しいErnestineが聞ける。
「Little Girl Blue」は少女の秘めた思いをそっと独白するかのよう。
「Did I Remember」の落ち着いた表現は大物への成長を期待させるが
「Day Dream」の素直な唄い方は後年のあくの強い彼女とは別人のよう。
「That Old Feeling」の大きなリズムへののりはJazz歌手としての大成をうかがわせる。

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Paul Anka「My Hart Sings」Abc Paramount ABC-296


そのべたべたな歌い方でこの曲の極めつけバージョンを。
最初から最後までまさに「I Miss You So」恋しさいっぱい若さに任せて。
彼のアルバムはほとんどスタンダードものばかり。
会社の戦略もそうであったのだろうけれど、彼自身スタンダードにものすごくあこがれていたんだと思う。
この後RCAに移ってからはますますその傾向にあったのだが、逆に50年代のポップバラードを円熟し始めた歌い口で小ヒットさせ歌手生命を繋いでた。
「Goodnight My Love」はその顕著な例。

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