Judy Garland「Judy In Love」Capitol ST1036

Judy_in_love

I’m Confessin’ つながりでJudy の秀盤のご紹介。

この曲は5年ほど前にDoris Day の「Day Dream」でも少し紹介したのですがhttp://bluesvoice.cocolog-nifty.com/blog/2004/04/dorisdaydaydrea_1629.html

Dorisに唄われると、ちょっと貞淑そうな人妻にそっと告白された感じ。

これが前出のMary Fordだと、古女房に何気なくつぶやかれて「何いまさら言ってんだよ」って照れる感じなのですが、このJudyの少ししわがれた声で告白されるとちょっと怖いですね。

オズの魔法使いで可憐な少女を演じた彼女もこのアルバムを録音した頃は30代半ば、本来なら女性が一番艶っぽい時期。

しかし酒とタバコと舞台での喉の酷使で声はお世辞にも綺麗とは言えません。

彼女はショウ・シンガーのように声を張り上げて歌うことが多いので、この声質とあいまって私にとってあまり心地よい唄を歌ってくれるタイプではありません。

しかしこのレコーではちょっと古風に気持ちを抑えた唄がNelson Riddleのモダンなアレンジに包まれて、ジャケットどおりの愛らしいアルバムに仕上がっていると思います。

I Hadn’t Anyone Till You」「More than You Know」等アルバムの雰囲気を壊さない選曲も良いですが、彼女の十八番「Zing! Went The Strings Of My Heart」のポップな曲調が結構残ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Judy Garland 「Alone」Capitol T835


Margaret Whitingの暖かく優しい「Mean To Me」に比べてJudyのその曲は不安に震えているかのように聞こえてしまう。
トレードマークのショー・シンガー然と張り上げる声は影を潜め、Gordon Jenkinsの寂寥感あふれる指揮、編曲に包まれ孤独を唄う。
「Me And My Shadow」は彼女の辛い晩年まで見えてきそうな名歌。
「Among My Souvenirs」がこんな寂しい曲になるとは思わなかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Eydie Gorme 「Softly, As I Leave You」 Columbia CS9394


前作 「Don’t Go To Strangers」CS9276と同時期の録音と思われるDon Costaアレンジの60年代アルバム。
「You’ve Changed」の決定的名唱は絶唱ともいえるBillie Holidayの「Lady In Satin」でのバージョンであると思う。
でも心変わりを凄惨なまでに語るBillieの歌とはまったく違い、怨みも思いもありったけぶつけるEydieの唄は切なくも清清しい。
前作と同様60年代の洗練された音でまとめられたアルバムではあるけれど、ゴージャス感が薄れるのは地味な選曲とやはり当時流行の歌「Softly, As I Leave You」 のせいかも知れない。
Sinatraも歌った「All Alone」が良い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Gogi Grant「Granted It’s Gogi」Victor LPM2000


今から20年ほど前ヴォーカルのレコードを集めだした頃、教科書は山口弘滋さんの名著3冊「ジャズ・ヴォーカル名曲名盤161」「ジャズ・ヴォーカル決定盤」「続ジャズ・ヴォーカル名曲名盤171」だった。
Ella、Sarah、Carmenの素晴らしさを、Billie Holiday、Dinah Washingtonは歴史的に重要なだけではなくその本当の魅力を教えてくれた正統派の入門書だった。
更に黒人男性Vocalの魅力を教えてくれたこと、何よりジャズ、ポピュラーにとらわれず素敵なヴォーカリストを数多く教えてくれた大恩人である。
これらの本にリスト・アップされているアルバムたちを探し、手に入れたときの喜びもひとしおだった。
そんな素晴らしい歌手達の一人にGogiはいた。
暖かいけれどセンチメンタル、ジャージーで優雅。
この「Granted It’s Gogi」は「Torch」とともに彼女の代表作。
「you’re Getting To Be A Habit With Me」の温かいスイング感も素敵だが、なんと言っても「I’m Gettin’ Sentimental Over You」が良い。
彼女のさわやかな哀愁感がいつまでも心に残る名唱。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Buddy Greco [My Last Night In Rome] Epic-LN24088


バディだったらもっと名盤があるのだけれどやはり「It Had Better Be Tonight」が入っているということで。
当時は多くの歌手がラテン系、イタリアン系アルバムを出していたけれど、彼の粋さとラテンの陽気さがフィットしたアルバム。
スイングする曲が得意と思われているけれど、染み入るようなバラードも聞かせる[Autumn In Rome]がせつない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Eydie Gorme 「Don’t Go To Stranger」Columbia CS9276


「Don’t Go To Stranger」と言えば、Eydie GormeのこのバージョンがEttaとは対極にあるような気がする。Don Costaのアレンジは60年代のモダンな大人のアメリカを感じさせる。
元気いっぱいのParamount時代も良いが洗練されたColumbia時代が落ち着いて聴ける人。
「I Wish You Love」は陶酔。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

A | B | C | D | E | F | G | H | J | K | L | M | N | O | P | R | S | T | U | V | W | Y | コーラスグループ