Bill Henderson「Bill Henderson」Vee Jay

Billhenderson

彼の「Am I Blue」はさらにブルージィ。

Vee Jay時代のBill Hendersonは変に歌をひねらずにアーシィに聞かせてくれますね。

クルーナーよりももう少しドメスティックな感じが男くささを感じさせる人。

このアルバムはコンボでのセットの曲もあるのですが、ストリングス入りの

Jimmy Jonesのオケで唄ったバラードたちが良いです。「Never Kiss And Run」や「Sleeping Bee」「More I See You」などJohnny Hartmanのバージョンと聞き比べてみるとニュアンスの違いが楽しめます。

Nat Adderly 作曲の「Old Country」の切ない旋律にこの曲が好きになりました。

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Johnny Hartman「Unforgettable」ABC(原盤ABCS574)


「Unforgettable」をタイトルにしたアルバム、名唱というと「Black Royal」で紹介したDinah Washingtonのマーキュリー盤。
あの忘れたくても粘りついて忘れられない彼女の「Unforgettable」に比べると、洗練された唄にしてしまうJhonny。
このアルバムはあのコルトレーンとのアルバムから3枚目、Impulseではなく親会社のABCから出されたポピュラーアルバム。
とはいってもロッカバラード風にアレンジされた1曲目の「A Very Thought Of You」からいつものハートマン・フェイクでジャーズィ。
流れるストリングスに粋なピアノが絡む「Fools Rush In」、ブラスに包まれ柔らかく歌う「What Do I 」いずれも一級のバラードが並ぶ中、3連で唄う「Ain’t Misbehavin’」が新しい発見。
「Once In Awhile」のソフトスイング「Down In The Depth」のボサノヴァも良いが、前作「The Voice That Is」でも取り上げた「The More I See You」の気持ちの良い抜けが爽やか。

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Misora Hibari「Love!」Nippon Columbia COCP3354-55


JazzとStandardを唄った55年から66年までの録音のコンプリート盤。
Sp時代の名唱「Again」が収録されていないのが残念だが、今まで出ていたスタンダード盤をダブりを覚悟で買わなければここまでの曲は揃わなかったので今回の企画は大喝采。
子供のころ彼女をはじめ江利チエミが唄う英語の曲がその発音ゆえに陳腐に聞こえたものだった。
しかし今改めて聴くと「Walking My Baby Back Home」がオキマベイビバクホームに聞こえようとこの偉大な歌手の情感に圧倒されてしまう。
表題曲の「Love」という曲はNat King Coleの「Love」とは違う彼女の「Love」、日本人の「ラヴ」なんだと改めて思う。
「Cry Me A River」は日本詞のせいでまったく違った歌になってしまっているが、それがまた彼女の詩となりこの曲の名唱のひとつになるといっても良いと思う。
やはり「Stardust」をはじめとするKing Coleソングが良いが、凄みさえ感じさせる「Fascination」が素晴らしい。

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Lena Hone「Lena On The Blue Side」Victor LPM2465


「They Didn’t Believe Me」でもう一枚。
もって回った唄い方をするLenaはあまり好きになれないけれど、 このアルバムは別。
くどさが消えているけれどコクは十分。
Blue Sideという割に暗くならないのはいろんなパターンのアレンジのせいかも。
「They Didn’t Believe Me」はちょっと弾みすぎでこの曲の良さが出ているといいがたいけれど、他のバラードは聴かせる。
切なさが先に来る「Paradise」、はまりの「It’s A Lonesome Old Town」。
「Darn That Dream」はいつもの彼女なら重くなるところだけれど心地よく聴ける。アルトとペットにオブリガートされた「I Wanna Be Loved」など聴きものも多い。
それにしてもこのモノラル盤、ベースがすごい。

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Connie Haines「Sings A Tribu’te To Helen Morgan」Tops L1606


「Helen Morgan」へのトリビュート企画というと他にも「Gogi Grant」「Polly Bergan」があるけれど「They Didn’t Believe Me」を歌っているのはConnieだけ。
1コーラス目はギターの、2コーラス目はピアノのオブリガートがとてもいい。
間奏のペットがノスタルジックでそれがそのまま3コーラス目のオブリガートになるのが自然。
Connieの唄は仰々しいところもあるけれど今こういう歌は聞けないだけにたまにレコード棚から引っ張り出す。
ちょっと強めの唄い方が続く中「Cant’ Help Loving That Man」が可愛らしい。

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Jane Harvey「You Fats.....Me Jane」Classic Jazz CJ15


Fatsの曲はとぼけた感じがしてあまり好きではないのだけれど、Janeの上手さですんなり聴ける。
Zoot Simsの客演も良いが、Al Caseyのギターが聴けるのが嬉しい。
「I’ve Been There」の録音から10年、肩の力も抜け上手さも増しているけれど色っぽさは薄れていない、女性Jazz Vocalはこうでなくては。
悩ましい「Squeeze Me」、Major Holleyの絡む「S’posin’」の可愛さも良いがZootのTenorに包まれた吐息の「Two Sleepy People」、ハスキーに囁く「It’s A Sin To Tell A Lie」も聴きもの。

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Jane Harvey「I’ve Been There」Audio Fidelity AFSD6142


彼女の「My Ship」は可愛らしさと老練さが同居しているしたたかさがあって良い。
レイ・エリスのアレンジにより全編バラードでまとめた好盤。
ショウ/シンガーのように声を張っていきむ唄もあるが、セクシーな吐息で迫る曲もある。
演技している唄が嫌味にならずに自然に聞こえる、女性Vocalはこうでなくては。

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平野 愛子「港が見える丘」日本ビクター SJX8517M


東辰三氏の名曲、そして平野愛子の名唱が戦後の日本のモダニズムのさきがけだったのではと思う。
当時ポップスという言葉は無かったかもしれないが、戦後のダンスブームのなかでこの曲がいかに斬新でいながら日本人の情感をみごとに織り込んでヒットさせスタンダードとして定着させて行った革新であったかが偲ばれる。
今の時代に聞くと古風な歌い方かもしれないが、戦前に生まれた日本のブルース唄いを更にモダンに進化させているのは、戦中表立って演奏できなかったスイングを一気に吸収消化た時代であった故だったのかもしれない。
このアルバムの歌曲達のゴージャス感はまさにスイングバンドのそれだ。
決定的名曲名唱「君待てども」を聞くとその思いは更に強まる。

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Billie Holiday「Lady Sings The Blues」Clef MG C721


56’年の麻薬療養時点のVerve期にしては声の荒れが少ない時の録音8曲と54’年の艶も音域も全く失われていた時期の4曲を足し自叙伝「Lady Sings The Blues」の出版にあわせて作られたアルバム。「I Thought About You」はその4曲の中の1曲でアルバム最後の曲。歌手として使えるものをほとんど失った唄であるのに、この曲の数ある他の歌手のヴァージョンでは決して得られない想いを伝える唄である。
歌にならない唄が訴えてくるものの大きさがこんな薄いヴィニールから伝わってくるのがレコードの素晴らしさかも知れない。
何度も録音している曲でまとめられているアルバムだが4曲の中の他の3曲「Love Me Or Leave Me」「Too Marvelous For Words」「Willow Weep For Me」がやはり残る。

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Helen Humes「Songs I Like To Sing!」Contemporary S7582


「If I Could Be With You」は何度も録音している彼女の当たり曲。
ここでの録音は年齢を感じさせない声の瑞々しさに驚かさせられる。
もう一時間だけでも傍にいられたらという「一時間」の長さがとても切ない。
Marty Paichのアレンジは2コーラス目からスイングするが、それが一時間後の別れの辛さを振り切るようで彼女の声を更にいじらしく引き立たせる。
曲によっては錚々たるメンバーのソロも楽しめる好盤。
「Every Now And Then」「My Old Flame」「Imagination」などのバラードに独特の哀愁を感じさせる。
しかしこのジャケットではどこの国だって売れない。

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