Albert King 「Born Under A Bad Sign」Atlantic SD 7723

Albert_king

The Very Thought Of You」でこのアルバムへ行くというのはスタンダードファンでは誰も思い浮かばないかも知れませんね。

いつも事あるごとに言っているのですが、ブルースマンだって毎日Bluesばっかり聞いているわけではないわけで、ラジオから流れている色んな音楽をエッセンスに自分のBluesを形作ってきたのではと思います。

Albert Kingの年代だとスタンダードを聞いて育っているわけで、この曲が好きでも不思議は無いわけですね。

私もこのアルバムを買った20代の頃からこういう選曲に違和感は覚えませんでした。

クリームで有名なタイトル曲や、この後再レコーディングまでする代表曲の「Crosscut Saw」の収録されているA面より、マイナーの「As The Years Go Passing By」からこの「「The Very Thought Of You」と続くB面ラスト2曲に針を降ろすことが多かったものです。

くぐもったスモーキー・ヴォイスはブルースヴォーカルとしては2流といわれていましたがスタンダードを歌わせるとなかなか味があります。

ジャケットのデザインも秀逸ですよね。

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Lainie Kazan 「The Love Album」MGM E4451




「I’m A Fool To Want To You」といえばSinatraの「Where Are You」とBillie Holidayの「Lady In Satin」に極まるけれど、Laineの透き通る独白が激情の悔恨と自虐に変わる唄も聴きもの。
エキゾチックな美人、グラマーで唄が巧いけれど日本ではこういうショウシンガーはあまり紹介されない。
きちんと声楽を学んだ人、感情にあわせた声の使い分けが地味な選曲をあきさせない。
恩人の唄「Everybody Loves Somebody」、アラビアの楽器ウードを使った「Nature Boy」が印象的。

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Bill Kenny「Remember Me」Dot DLP3738


Ink Spotsのテナーだった人。
特徴のある震えるファルセットから入る「Me And My Shadow」はポップ。
勿体ぶった節回しも猟奇的(?)なファルセットも不思議と厭味にならないのは親しみやすいアレンジのせいか?
くどくならない「Danny Boy」、じっくり語りかけてくる「If」が良い。

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Beverly Kenney「Born To Be Blue」Decca


Bevは歌う前に泣いていたのだろうか、泣いたあとだから声が張れない。
高い音でのかすれが早めにくる「Bone To Be Blue」は悲しみをじっとこらえる健気な女の唄。
そんな境遇が見えるような唄い方で通されたこのアルバムは彼女の他の5枚のアルバムとは声の出し方が明らかに違う。
散りばめられた宝石のような曲たち「It’s A Blue World」「Vanity」「Somewhere Along The Way」「Where Can I Go Without You」。
角を曲がるたび恋が待っているかもしれないと早足になる「I Walk Little Faster」がとてもかわいく、続く「Go Away、My Love」の切なさとの落差が悲しい。いつまでもひっそりと心の隅に残る青いサファイアのようなアルバム。

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Carol Kidd「All My Tomorrows」Aloi AKH005


Dakota「The Folks Who Live On The Hill」は夜の唄であったのに対し彼女のそれは朝聴く曲に変わっている。彼女の清涼飲料水のような声は炭酸は入っていないが、あとでかすかに残る苦さが良い。
やはりアルバムに入っている「Round Midnight」のような曲はDakotaのほうに任せたほうが良い。「I Thought About You」は声のせいで綺麗な唄に聞こえるが決して軽くは無くいつまでも残る。

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Kitty Kallen 「It’s A Lonesome Old Town」Decca DL 8397


“プリティ“キティが渋さを加齢させたDeccaでの好盤。
情緒纏綿と歌い上げる「It Could Happen To You」、情景が目に浮かぶ「It’s A Lonesome Old Town」などほろ苦い甘さがそっととろけるKittyがいる。
囁きが耳に残る「The Lonely One」、「How About Me」で聴ける率直な心情が心をうつ。

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